虚構世界で朝食を

Breakfast at fiction world

夢と七夕

 お久しぶりです、kazumaです。潜ってました。文章の海に。

 7月6日まで原稿執筆の為に、ブログから席を外しておりましたが(Twitterでは度々出没が確認されていたようです笑)、短編の雛形が、ひとつ出来上がりました。ただ、書き終えたとは到底云えないので、脱稿はまだまだ先になりそうです。今月中には短編としての完成を見たいですが。一応、形にはなっていると思いますので、これで文学学校のクラスに提出して、合評会で反応を見ようと思っています。取り敢えずはこれで一段落して、引き続き、書き続けていこうかなと。

 文章を読みたいと云ってくださる方がTwitter上で何人かいらっしゃるので、その方々にもいつか読んで頂けるように、これからも書き続けていきます。ほんとうにいい意味でモチベーションになっています。また完成しましたら、ご希望の方にはご連絡を差し上げる予定です。『一馬書房』の方でも、何冊かお買い上げいただいた方に、オリジナル原稿を同封する企画をやろうかなと思っていますので、気になった方は時々チェックしてみてください(営業トーク)。

 さて、近況ですが、最近は目標のタイムリミットが確実に近付いてきていることを感じます。このブログに記していたように2019年3月31日までに作家になることが元々の目標でした。正直に云って、途方もなく遠い夢を掲げたものだなと思います。目の前に見えている山の麓まで辿り着けそうだと思って、歩き始めたら、一向に距離は縮まらず、片脚は既に底なし沼に足を取られているような。勿論、期限までに作家になることが全てではなくて、リミットに間に合わなくとも、腹くくって書き続けることには変わりないんですが。きっと、ひとが一生の内に、ほんとうに夢だけを追っていられる時間って、そんなに多くの時間が許されている訳ではないんですね。でも、いま追わなかったら絶対に後悔するってことだけは、分かります。いつも人生の大事な時に、間違いばかりを選んできたから。小説のことだけは、誰が何と云おうと、自分で選んでやるって、それだけを19の時に、病棟の中で思っていました。あの時にもし小説がなかったら、自分はもうここには居なかったように思います。一線を越えなくて済んだのは何故だったのか、いまも分かりませんが、まだ生かされているのは、きっとまだやってないことがあるよって、誰かに云われているような気がします。倒れていた自分にもう一度息を吹き込んでくれたのは小説の中の言葉でした。

 いまも作家になる夢を追っているのは、遠い昔の自分への約束と、それを守るための個人的な意地です。どれだけ現実に遠回りをすることになっても、ペン先に滲んだ青いインクが、淡く光る水銀灯のように歩く道を照らし、暗い夜道に迷わぬように、現れた言葉が、私の手を引いて、正しい階段のある場所へと導いてくれることを、信じます。

 苦しくとも純粋さを守りきったシーモア・グラスのように、生きれたら。

 今日は七夕でした。作家になりたいと云う夢は短冊に書くんじゃなくて、自分で勝手に追いかけます。ノートとペンと思い描いた虚構世界で。

 kazuma

 短冊:文学仲間と文学的パートナーが見つかりますように。(笑)

 おあとがよろしいようで。では、また。

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