虚構世界で朝食を

Breakfast at fiction world

やりたいことリスト

 ブログを始めてから約一年が経つ。年始に掲げた目標も達成・継続できていないものが多い。そろそろ六月に突入するので、折り返し地点と云うことで、再度やることを確認するために書く。以下、やりたいことリストの備忘録。
 
 <小説のタスク>
 
・三十枚程度の短編できっちりとまとまった作品を造り上げることを目標に再度はじめる。文学学校に提出する原稿を兼ねる。納得がいくようなら、これを群像に宛てる物語の原案にする。原稿三十枚を七月上旬に完成予定とする。
 
 
一番好きな物語のことをもっとよく知りたい気持ちがある。もう一度、小説について考え直す為、原点に帰る。自分にとっての物語は何なのかと問うことと、その実践。
 
・"Breakfast at Tiffany's"の翻訳、及び村上訳の日本語版写経。
 
・就寝前の読書→芥川龍之介全集、T・カポーティJ・D・サリンジャー。本当に好きな作家に絞って読む。基底となるベース部分の世界観を確立すること。
 
・移動中、外出中の読書→kindleドストエフスキーの「悪霊」を読む。
 
・在宅時の読書→V・ナボコフの「ナボコフの文学講義」(お知り合いの方が貸してくださったのでどうしても読み終わりたい)
 
・一馬書房関係の読書(出品用だが読んでおきたい本→亀山訳のドストエフスキー地下室の手記」、中村文則「遮光」)
 
・読んだ本は、読書ノートを付ける習慣を付ける。細かい部分はTwitterなどで呟いてモチベーションを保つ。本当に気に入ったものは構造を研究する。インプットだけで終わらせないこと。読むときに、どういう意図で書かれてあるかを考えて読む。執筆に回った時に活かせるように。
 
・小説のアイデア出し→在宅時は小説ノート、アイデアノートにまとめていく。外出時はモレスキンノート一択。evernoteも活用。
 
はてなブログだけでなく、読書の感想や短編小説などまとまった成果となるもの、読み物として成立するものはnoteなどに発表し、移行していきたい。はてなとの棲み分け。noteは前から気になっていたがアカウントを作っただけで、お布施用にしかまだ使っていない汗
 
・読み物として成立する物語を作るために小説の構成・キャラクター・プロットの三つの要素について学ぶこと。(本当にお世話になった方が教えてくれたことについて、文章の形で答えが出せるようになりたい。まず、小説の基本から学び直すこと。模倣することからはじめること。基本も出来ていない内から、自己流だけでやろうとしない。先行者が造り上げてきた物語の規則性について学ぶこと)
 
*小説のタスクを通して、最終的に、生き辛さを感じているひとの助けとなれるような物語を造りたい。それを世の中に向けて発信していくこと。書き手の為だけの独り善がりな文章で終わるお話ではなく、読む人が文章から何かを受け取って貰えるような小説を、いつか、書けるようになりたい。
 
 <仕事のタスク>
 
・いま働いている古本関係の仕事場で人間関係を学んでいく。拙くとも、きちんと人とのコミュニケーションが取れるように。いつか将来、自分がお店を持つときのことを考えて。
 
・「一馬書房、一日一冊」の試みはできる限り毎日続けること。出勤日でも帰宅後にすぐ行うように。年間三百六十五冊の出品が取り敢えず出来るように。まずは本店サイトの品揃えを充実させること。
 
Amazonで販売した方が戦える商品は別にして取っておく。年内に、Amazonでの出品作業をはじめる。これも自店サイトと、Amazon店の棲み分け。
 
・お客さんからの本の買い取りも、出来れば年度内には始めたい。
 
・出勤時は帰宅する前に、古本屋・新古書店仕入れを行う。
 
・これから仕事で関わっていくようになるひとと、失礼のないようにコミュニケーションが取れるようになりたい。最低限、円滑に意思疎通が出来るように。相手に、一緒に仕事をしても構わないと思って貰えるように。
 
・休日に関西圏の古本屋に足を伸ばして、どのように店舗を営業されているのか、お客さん目線で見て、考えてみる。感じたことをノートにまとめていく。
 
・最終的には、古本関係の別仕事(もしくは他の仕事でもよい)+一馬書房の収入で、きちんとご飯が食べられて、ひとりで生活していけるようになりたい。
 
*仕事のタスクを通して、経済的・精神的(社会人としての)自立を図る。ひとときちんと協力して仕事を行えるような力を身に付けたい。コミュニケーション含め。今までそういうものから逃げようとしてきたので。
 
 オープンにする目標は取り敢えずこんなところで。
 
 kazuma
 
 通信欄:このブログを読んでくださっているか分からないのですが、半年前に長編作品を読んでくださった方のサイトを訪れました。教えていただいたことを忘れた訳では決してありません。「他に作品を読んでくれる方もおらず」というのは侮蔑を意図して書いたものではなく、事実として文学関係の交友が当時殆どなかった為に、メールに書きました。誤解を招く表現をしてしまい、すみません。昔、はてなブログの文章やKDPの作品を読んで、憧れていたので、どうしても作品を読んで貰いたかった、というのが真意です。精神的に、いまよりも追い詰められていた時期だったので、通常では考えられないような長文の返信と、失礼な発言をしたことを悔やんでいます。
 
 出会う時期が悪かった、と仰っていましたが、私としても本当に辛い時期でした。いまでもやり取りしたメールを大事に取っていて、読み返しています。作品を造りながら考えたかったので、新潮には百枚程度のものを提出しましたが、また小説ではなく、お話を造りました。正直に云うと、通ると思っていません。自分の考えだけで書けば書くほど、小説というものがどんどん分からなくなっていきました。スタート地点に立ちたかったら、根底からやり直さなくてはならないという言葉が、その通りなんだな、と頭をぶつけたままでいます。
 
 自分で考えた方法論は一度棄てて、憧れた作家達が作った文章の世界を真似することから、はじめようと思っています。守・破・離を守ることもせずに、破ることも離れることも出来ないのだということを、今更になって感じています。ただ自分の為に書く独り善がりな文章ではなく、生き辛さを感じている誰かの助けになるような文章が書きたいと、それだけはいつも願って書いています。自分の文章が何処に辿り着けるかは、いまも分からないままです。
 

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