虚構世界で朝食を

Breakfast at fiction world

近々、オンライン上で執筆グループを立ち上げます。

 こんばんは、kazumaです。今日はお伝えしたいことがありまして、記事を書いています。表題の通り、オンライン上で執筆グループを立ち上げたいと思っています。これはずっと昔から暖めていたことで、中々実現出来なかったのですが、案ずるより産むが易し、ということで、これ以上待っていても仕方ないと判断し、取り敢えず動いてみることにしました。
 何度かこの件に関わることは、ブログでも取り上げてみたり、Twitterでも発言してきました。小説について語り合える執筆仲間や場所を探している、ということを記事に書いたり、ツイートしたりすると、何人かの方が反応してくださって、同じような思いを持っている方はいらっしゃるんだな、という手応えはありました。一対一の関係で、メールやTwitterで、小説についてやりとりする中で、自分では思いも寄らなかった点に話が進み、こんなことを考えていたのかということが分かったり(逆に分かっていないことが分かったり)、ある時は単なる執筆の話を越えた、身の上話まで、ご相談させていただいたこともあります。このオンラインの網の上に、偶然紡がれることになった言葉に何度も助けられた経験があるので、そんな言葉のやりとりがもっと広がったり、深くなったりすればいい、と個人的に思っていました。何処にも行き場のなかった、小説が好きなだけの自分に、声を掛けて話をしてくださった人たちが、確かにこの網の向こう側にはいるのだ、ということが分かっていたから。
 ものを書く人間は、基本的には孤独な人間だと思います。小説を書くという行為は徹頭徹尾、書き手ひとりが行うもので、その行為には誰も介在する余地はありません。一字一字を、自分のイマジネーションと語りによって詰めていく作業には、通常の生活では感じることのない種の苦しみと、それを越えていくことで広がっていく物語の喜びとがあります。私たち書き手は、執筆に行き詰まっては苦しみ、誰かに語ることを求めたり、あるいは書き上げたことに対する喜びや、琴線に触れた物語を分かち合いたいと思うことがあります。ただその相手は、思ったほど身近にはいなかったりする。
 書き手と云ってもペンとノートとタイピングから離れれば、やはりひとりの人間であって、そういう執筆から離れた時には、孤独であるという、執筆中には普通であったそのことによって息苦しい感じがしたりします。書くことの孤独と、ひととしての孤独はまた少し意味が違うのではないかなと思っています。なのでもし、そういう閉塞感や小説について話す場が何処にもない、と感じている方がもしいらっしゃるのであれば、お互いに好きな小説の話でもして、互いに刺激し合いながら、書いてみませんか、ということです。
 私自身、オンライン上で誰とも話をしなかったとすれば、いま書いている小説の形は、なかったのではないかなと思っているので。
 ほんとは小説を書いている人の方が、誰かと関わったりすることを求めていたり、必要としていたりすると思うんです。だって、普通の人よりも孤独である時間は必然的に長いし、そういうことに向いている人間が小説を書く訳ですから。でも、物語を書くということは誰かに向かって伝えたいことがあるから、伝えなければならないことがあるから、書いているひとが多いので、何かしら語りたいことはきっとあると思うのです。 
 私の場合は、現実では云えなかったり、言葉に上手く出来なかったりしたことを、物語に託しているところがあります。孤独であることが随分長かったし、いまでもそうです。だからもし、そんな風に現実の何処にも自分の居場所がないように思えたりしていて、小説というこの『虚構世界』の中で生きていたいな、と思うようなひとにこそ、是非この執筆グループに参加して貰えれば嬉しく思います。もちろん、社交的で小説が好きだという方も大歓迎です笑
 オンライン執筆グループの運営拠点としてはSlackというオンラインサービスを利用して活動していこうと思います。書き込みやチャットなどのサービスが無料で利用できるところで、昔のネット黎明期によくあった『談話室』や掲示板みたいなものです笑 そこで、小説について話たいことがあれば、自由に書き込んで、誰かが反応してお話していくという感じです。いまのところは、Twitter上での私のお知り合いの方が参加されています。既にご連絡いただいている方には、順を追ってご招待メールをお送りします。参加されたい方は、メールアドレスだけご用意ください。
 基本的には、Twitterのアカウント(@kazumanovel)、このブログのコメント欄、あるいは知っている方は私のメールアドレスまで、どんな手段でも結構ですので、ご連絡いただければご参加可能です。今のところは、取り敢えず人に集まっていただいているだけなんですが汗 徐々にゆるゆる活動していこうと思っています。まだ正式な立ち上げではなく仮メンバー募集と云った感じで、様子を見ながらやっていきます。参加も退室も自由ですので、お気軽にご連絡ください。お待ちしております。
 
kazuma
 

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(※写真はイメージです笑 photo by :写真AC)