虚構世界で朝食を

Breakfast at fiction world

新年と小説の目標

 皆さん、明けましておめでとうございます。kazumaです。年が明けて三が日が終わり、いよいよ新しい年が始まっていきます。
 
 お正月は何だかあっという間に過ぎていきました。一年の計は元旦にあり、という言葉がありますが、私は目標をようやく今日立てたところです。叶いそうなもの、叶ってほしいもの、叶いそうにないものも全て含めて目標を立てました。謂わば願望のるつぼです。でも、取り敢えず書いておけば可能性は零から零以上のものに飛躍するとは思うので、毎年書いてます。二年前に書いた未来の年表があるのですが、お前それは無理だろう、と突っ込みたくなるものもあれば、実際この二年で叶ったものも実は多くあったので、書いてみるものだなと今日しみじみと見返していました。取り敢えず目標は立てるだけ立ててしまって、後から軌道修正なり、方向転換して現実と目標の距離を詰めていくものなのだと思っています。目印のようなもので、印をつけるのにお金も誰の許可も要りません。紙とペンと想像力さえあれば大丈夫、何だか小説の必要条件と似ていますね。というわけで、このブログの趣旨に沿う個人目標をいくつか載せていきます。
 
 <本年度、kazumaの個人的目標リスト>
 
 *小説部門
 
 @目標
 
 ・新潮新人文学賞 選考突破 【3月31日〆】
 
 ・群像新人文学賞 受賞(したい)【10月31日〆】
 
 ・プロと互角以上に渡り合える作品を造り上げること
 
 ・虚構と現実が等価性を持つ物語、虚構の中の人物・情景・ストーリーと現実を生きる読み手の世界が、文字を読んでいる間、交換可能で、没入でき、且つ頁を閉じた時に、何らかの変化を現実の読者にもたらすことができる作品世界を構築する。
 
 ・最初の一行から最後の了まで、必要のない文章が存在しない小説、読者を虚構世界の中に引きずり込む力を最終行まで保持し続ける物語を書く。
 
 
 @手段
 
 ・短編小説を複数製作し、試行錯誤を重ねた上で納得のいく形にして応募
 ・執筆に関わる時間を必ず一時間以上の枠として毎日設ける
 ・小説のアイデアを一日一つ、ノートに付ける
 ・大阪文学学校への入学(検討中)
 ・創作資料の読み込みを短時間でも継続して行っていく
 ・芥川龍之介カポーティ星新一の作品をどれか毎夜一編読む
 ・上記作者の作品の内、気に入ったものをそれぞれ研究
 ・KDP出版、年内に一作電子書籍
 
 小説関係の目標はまるっとこんな感じです、このブログのプロフィール欄にも掲げていますように、2019年3月31日迄に作家になりたければ、目標期日達成の為には最後の年になります。叶わなくとも書き続けることに変わりはないでしょうが、自分で設定したひとつの期日ですので、腹を括って書きます。一作、一行、一文字が、これで最期の作品になるのだと思う気持ちで。自分の文章でどこまでいけるのかを試したいのです。誰かの胸奥まで、言葉の切っ先が深く到達するように。心の部屋に隠した小箱の蓋を鍵でそっと開けるように。眼の底に沈んだ光景を再び浮き上がらせるように。結果は後からついてくるもののように思います。自分が本当に誰かに伝えたかったもの、伝える必要があったことを物語の形で開いて示すこと、それが私の望みです。黙っていても、願ったりしても、叶うものではないので、自分で書いて叶えます。
 
 いつもノートとペンと言葉の側に。
 
 kazuma
 

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