旅に出ます
これから旅に出ます。探さないでください。別に死ぬわけじゃないけれど笑 ただ、人生のレールが切り替わるポイントに立っている気がします。いつまでも同じ道が続くと思っていたある日に、知らない間に別の街に辿り着くことがあります。思わぬところで誰かに導かれて、知らない景色を眼にするように。それは心の何処かで一番望んでいて、一番叶わなかったことかもしれません。
真っ黒なオセロは反対側に駒があれば、全て真っ白に変わります。反対側に誰かがちゃんと立っていてくれたら、人生のオセロゲームは全部ひっくり返せてしまうかもしれません。そういうことです。いままではただ真っ黒の墓標ばかりが増えていくだけだった。墓に名前が彫られたって誰も救われない。エリナ・リグビーの墓を訪れたのは神父マッケンジーだけだった。
この先がどうなるかは分からないけれど、進んでいく道を間違っているとは思いません。
『ああ、神様。私たちはお互いのものだったのよ。あの猫は私のものだった』
(トルーマン・カポーティ『ティファニーで朝食を』より引用。ホリー・ゴライトリー)
kazuma
追伸:帰ってきたらすぐにオンライン古書店『一馬書房』の最終準備を致します。あと少しで開業しますので、もうしばらくお待ち下さい。