虚構世界で朝食を

Breakfast at fiction world

旅に出ます

 これから旅に出ます。探さないでください。別に死ぬわけじゃないけれど笑 ただ、人生のレールが切り替わるポイントに立っている気がします。いつまでも同じ道が続くと思っていたある日に、知らない間に別の街に辿り着くことがあります。思わぬところで誰かに導かれて、知らない景色を眼にするように。それは心の何処かで一番望んでいて、一番叶わなかったことかもしれません。

 

 真っ黒なオセロは反対側に駒があれば、全て真っ白に変わります。反対側に誰かがちゃんと立っていてくれたら、人生のオセロゲームは全部ひっくり返せてしまうかもしれません。そういうことです。いままではただ真っ黒の墓標ばかりが増えていくだけだった。墓に名前が彫られたって誰も救われない。エリナ・リグビーの墓を訪れたのは神父マッケンジーだけだった。

 

 この先がどうなるかは分からないけれど、進んでいく道を間違っているとは思いません。

 

 『ああ、神様。私たちはお互いのものだったのよ。あの猫は私のものだった』

 (トルーマン・カポーティティファニーで朝食を』より引用。ホリー・ゴライトリー)

 

 kazuma

 

 追伸:帰ってきたらすぐにオンライン古書店『一馬書房』の最終準備を致します。あと少しで開業しますので、もうしばらくお待ち下さい。

 

f:id:kazumanovel:20170905195553j:plain